作品の行方って?
撮影の仕事で、気が付いてしまった。
メイクとカメラマンのギャラって全然違う。
しかも、出来上がった写真ってカメラマンの作品って感じ、、。

俺、カメラマンもやりたい!

と、、思ったらJTBでバルセロナまでのチケットを買っていた。
お金に困った時に働けるように美容道具一式バックに詰め込んで
以前 話した建築写真家の鈴木さんのところまで飛んで行った。

「アシスタントにしてください!」いきなり口から飛び出した。
びっくりしたような顔をした鈴木さんは、、、、「?」って。
とりあえず酒屋に行ってCC(バーボン)を買って
酒をくみかわしながら、自分の想いを語ったんだ。

「しかし、俺って単純だよな~~スペインに来てるんだもの、、、。」

鈴木さんは、「君は美容というジャンルでアシスタントって経験してるだろ?」
「はい。」
「だったら、自分の写真を撮った方がイイよ。」
「アシスタントって技術も、まあそうだけど精神的な部分が殆どだから。」
当時 僕にとってはもったいない言葉だった。感動した。

盛り上がって会話が弾んだ。
ところが泊まる所が無くて(うっかりしていて宿を押さえておかなかった)
申し訳ないが鈴木さんの家に泊めてもらった。
ミッキーのいる子供部屋だ。
(奥さんのモナさん迷惑掛けました。)

ベットで考えたんだが、、、。
俺、、、何の写真撮ったらイイんだろう?
バカである。......つづく.......................